「彼岸」は、元々は煩悩を脱した悟りの境地のことで、煩悩や迷いに満ちたこの世をこちら側の岸「此岸」(しがん)と言うのに対して、向う側の岸「彼岸」というんですって。春分・秋分を中日とし、前後各3日を合わせた7日間のこと。最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「はしりくち」
お彼岸の供え物として作られる「ぼたもち」と「おはぎ」は同じもので、彼岸の頃に咲く牡丹(春)と萩(秋)に由来するっていうのは、有名ですよね。
今年は台風や残暑の厳しい異常気象だというのに、土手に咲く彼岸花は、そんなのお構いなし。彼岸の時期に咲かなくては・・・・とお約束通りの時期に見事なまでに咲き誇っている。
何事にも動じない・・・・・そんな姿も凛々しくてステキですね。
花言葉には「想うはあなた一人」なんてのもあるんですって。
「秋の彼岸」を過ぎると、季節は「短夜(みじかよ)」から「秋の夜長」へと移っていきますよね。さ~てと今宵夜長は何をしようかな。