金曜日から始まった藤枝大祭。初日は、自区を曳き回します。日中は、この季節まだ残暑が厳しく、一日歩いていると、へとへとです。夜になると暑さも和らぎ、ライトに照らされた山車は一層その美しさを増します。藤枝大祭りでは、長唄・三味線・囃子方というフルメンバーによる演奏で、地踊り(手踊り)を披露します。
大祭には旧藤枝宿の九町と隣接五町の、合わせて十四町から山車が出ます。今年は、原地区が初めての参加です。総勢600とも言われ、参加人数の規模は十四町一です。
長唄による地踊りと言う形態の祭礼は、全国でも藤枝・島田・掛川と言う限定された地域でのみ行われていて、藤枝の大祭が質、量ともに日本一なのです。
揃いの肉襦袢の白子区梃子衆。最近は、みんなどこも肉襦袢に地下足袋ですが、千歳区は今でも梃子は法被姿に足袋に草履姿。伝統が引き継がれています。
「八代目芳村伊十郎」氏。素唄のご披露をいただきました。
藤枝では、幼いときからお祭りに出ていると、長唄を鼻歌で唄ってしまえるのです。こんなのって他ではありませんよね~。